
こんにちは、長野県松本市の梓川にて、フリースクールを始めました学び舎CRAMです。
弊社は2024年11月に開所して、お子さまが全部で4名通っています。そんな中、ご家族さまの見学以外に関係者(学校や訪問看護など)の方々も複数来てくださっています。
『フリースクールの様子を見に来ました』
『あまり内容を知らないので教えてほしい』
見に来てくださって、大変嬉しいなと思いつつ、
こちらも内容をよりブラッシュアップしていきたいなと改めて思います。
最近、5歳の娘が図書館で借りてきた絵本を読んで感動しました。
『バーバパパのがっこう』
大人たちがお手上げ状態の荒れている学校の子どもたちを、バーバパパ家族が学校を開き、変わっていく物語です。
この本が作られたのが1937年。なんと88年前!
作者は、フランスとアメリカ出身のご夫婦です。
88年前から、今の日本が進めている自由進度学習や異年齢交流、体験活動の重視をしていたなんて!
そして、この絵本はバーバパパの教育感が素晴らしいだけで終わらず、もともとお手上げだった先生も子どもたちの変わっていく姿を見て、バーバパパの仲間になって、一緒に授業を作り上げていくところ。
今、私たちのフリースクールに何人もの大人の方たちが見学に来てくださいました。まだまだ発展途上ではありますが、来てくださった方と今後どうやって繋がっていくのか。来てくださった方が今後どう繋がってくださるのか。
学校、家庭、地域とフリースクール。
この3つが可能な限り、お互いを理解しようとし、
具体的なアクションを起こすことで、
当事者のお子さま自身の変化の速度に影響してくるのではないでしょうか。
絵本の最後は、
『だけど、何よりも すばらしいのは、みんな、みんな、楽しく 幸せに やっているということです』
まさに理想の教育ですね。
ちなみに、この絵本をビジョンに掲げて立ち上げた学校が岐阜の「草潤中学校」。
子どもが過ごしやすい雰囲気の教室、学びやすい学習環境。様々なことが工夫されています。
(参照:https://www.asahi.com/edua/article/15127637)
今、全国では上記のような「学びの多様化学校」が増えています。(写真参照)
私は、愛知県の星槎中学校に伺ったことがありますが、先生方の意識や対応の仕方も全く違います。
ただ、そこにも合う子合わない子がいて、ご家族の評価も様々でした。
ただ、不登校という言葉の前は、登校拒否。
「学校は行くべき場所」ではなく、「学校は将来に向けての手段であり、子どもが選択できる場」である。
どんどん世間や関係者の認識は変わってきています。
また今後の記事にも載せていきます。
