白い大人
こんにちは、学び舎CRAMフリースクールです。
みなさん、子供の頃に面白い大人っていましたか?
私は悲しいことに、大人になってからの方が面白い大人に出会っています。
最近出会った面白い大人は、学び舎CRAM塾長 白澤先生。
第一印象は、よくしゃべる人、テンションが高い人!弾丸トークで子どもたちと話し、笑い、同じように遊ぶ…。いや〜パワフルすぎる!
でも、塾長と子どもたちとの会話を聞いていると、
塾長:「Aちゃんはさ、実際勉強ってどう考えてる?やらなきゃいけないけど、やれない?それとも、やらされるからやってる?それとも、やる必要はないと思ってやってない?」
Aさん:「う〜ん」
塾長:「やらなきゃとは思ってるの?」
Aさん:「いや、そうは思ってない」
塾長:「え、それは嫌いだから?わからないから?」
Aさん:「そもそもいらないかなって」
たある時は、
塾長:「え、家でさ、何してるの?ゲーム?寝てる?」
Aさん:「寝てる」
塾長:「そっかぁ、横になってる方が楽なんだ」
Aさん:「うん」
塾長:「そういう時あるよね〜」
途切れないやり取り、出てくる選択肢。
自分の話をしたかと思うと、「そういう時ない?」と子どもへの提示に切り替わる。
子どもも雑談なので、何気なく、私生活についてポロリ。気持ちをポロリ。自分の考えを言葉にしていくことを積み重ねています。
質問されている
確認されている
答えなきゃいけない
そんな雰囲気を1ミリも感じさせない白澤先生。
家族でもない、学校の先生でもない、もう少し斜めの関係の大人の存在。
仲 律子さんの「隣る人」という本をご存知ですか?
その本の中に出てくる「隣る人」。
児童養護施設「光の子どもの家」の施設長である菅原哲男さんが作られた造語だそうです。
自分の予定をひとまず変更して、
必要な手当てをしなければならないし、
どのような困難な状況に陥ろうとも
「隣る人」は決して"逃げ出さない"人でなければならない。
思春期までの子どもにおいて、
自分の置かれている環境を嘆き、苦しむこともあるだろう。
そんな時に隣に寄り添ってくれる大人がいて
そのひとが自分のことを信じてくれていることが理解できれば、
自ら治癒していく力を取り戻し、発揮していくことができるのだ
※一部抜粋「隣る人 仲 律子」より
私はもともと小中学校の教員だったため、学校以外の居場所についてほとんど知識がありませんでした。
今、学校以外の立場を経験してみて思うのは、フリースクール=「隣る人」がいてくれる居場所ということ。だから、勉強をしようとしなくても、ただ居場所として過ごしていても、力のようなもの、前向きなパワーが湧いてくる。
きっと子どもたちに必要な段階や時期があって、
学校や家庭で満たされない時に立ち止まる場所でもあるのではないでしょうか。
少し回り道をしましたが、学び舎CRAMフリースクールの「隣る人」。
白澤先生に一度会いに来てください☺️